コンクールの時は2、3日前に那覇入りをして、大工先生の教室を渡り歩きました。 大工先生の前で 初めて歌った時は 私の歌って大丈夫ー? と、とても不安だったのでむちゃむちゃ緊張しました。 言われた部分をホテルに戻ってから弾いたりしました。 私はお酒を飲むと喉が荒れて声が出なくなってしまうので数日前からアルコールは絶ってました。(これは個人差があるようで平気な人もいます)
当日は朝集合して会場だった浦添市民会館へ行きました。 会場は琉装して三線を持った人がいっぱいいてあちこちで練習しています。 自分もまだまだ下手なので他の人のを聞いているとみんなすごく上手に聞こえます。 |
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とりあえず私たちの休憩場所を確保してそれぞれ練習したりして時間をつぶします。 女の人はカンプーに結わないとならないので(今は結わなくてもよくなりました。でも服装によって結わないとおかしいものもあります)適当に早めに髪結いのところに行って結ってもらいます。私はショートですがスプレーでがちがちに固めてもらってなんとか形にしてもらいました。頭だけカンプーで下は洋服なのでなんとも妙ですがその格好で休憩します。その合間に大工教室の先輩達がわざわざ様子を見に来てくれたりもします。私の場合順番が遅かったので待っている時間が長くてそれだけでも疲れてしまいました。誰も呼びに来てはくれないので時々今どこまで進んでいるのか様子を伺いに行ったりもしないとなりません。 |
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一緒に行ったマリ兄や花ちゃんは順番が早かったので 無事終えて開放感に浸っているようで羨ましかったです。会場を見学に行くとギャラリーがわんさかいて一曲終わるごとに「今のは上等さー」とかなんとか批判しています。ステージの前には審査員がずらーっと白いテーブルの前に白い座布団の上に座ってずらずら並んでいます。30年前の喉自慢大会のような不思議な空間です。審査員もなんだか恐そうに見えてしまうし。途中間違えてブザーの鳴った時もありますがブザーの音はブーっと必要以上にけたたましい音で周りにいる誰もが火事?地震・何事?とびびってしまうような音です。 |
私は午後の出番でしたのでお昼休みに舞台が空いているので弾きに行きました。みんな弾きたくて順番で並んで待っています。審査員はいないけど緊張です。順番が近づいてくると次は着付けをしてもらいに行きます。これで頭も着物も完成です。化粧は自分で適当に濃いめにしました。いよいよ順番も近くなり、ステージ裏へと入ります。まず小部屋で10人くらいずつ椅子に座って待たされました。付き添いのいる人もいます。私は岡山の同期の人が一緒だったので少し話したりしてました。いきなり歌詞を忘れてしまい、岡山の人に教えてもらったりもしました。ステージ裏ですが外の音は聞こえるので受験者の歌っている声も聞こえます。途中ブザーが鳴り、その後連続してブザーが鳴りました。変な空気になったせいか休憩が急きょ入る事となりました。そのおかげで私はもう一度ステージで練習する事が出来ました。 |
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その時の様子を隠し撮りで撮ってもらったのが横の写真です。(会場内は撮影禁止なので)そして休憩ののち再開。更に順番が近づくと小部屋からステージ横へと移ります。普段緊張しない方ですが極度の緊張状態となりました。隣で女の子が付き添いの人に足を踏んでもらっています。私が見ていると「緊張する時はこうするといいさー」と私の足も踏んでくれました。本番では緊張で声がうわずってましたが最後まで歌い通す事が出来ました。終わって外に出ると大工先生と苗子さんも見に来てくれていました。 |
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最後はみんなで記念写真を撮りました。 発表は後日でしたが 私はなんとか合格する事が出来ました...
コンクールを受けると 苦労する分収穫も多いと思いました。 受けた後と受ける前とでは格段に上手くなったと思うし。 一皮むけるという感じかな。
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